お客様の声

茨城県つくばみらい市 ひかり歯科医院 益子正範先生

①弊社研修を選んだ理由をお聞かせください。

先に第1の理由として挙げるならば、加瀬さんが楽しそうにセミナーや講演、実習をされていると思ったからです。

また、セミナー自体が楽しそうというだけではなく、ご本人から楽しそうなオーラが出ていたので、きっとそのオーラを医院全体に分けてもらえるような気がしていたからです。

当院は率直に言ってイベントを開催したりみんなで楽しくワイワイ、という雰囲気ではありません。どちらかというと院長の運営方針として示す方向に粛々と向かっていくトップダウンの組織になっています。

もちろん、組織が大きくなるとそういうわけにはいかない、ということも事実だと思います。そんな中で、スタッフが勉強や医院の方向性を共有して前進していく姿勢をみせて欲しかったのです。

それには、どうせなら楽しく学ぶを実践している加瀬さんにと、自然な流れでお願いするようになりました。

当然ながら、いざ勉強となればスタッフ自ら行うという形が望ましいとは思います。とはいえ、いきなり何の道しるべもないまま自己研鑽の道を進めというのも無理な話です。まずは医院の方針として勉強するきっかけを示すことが必要でした。それが加瀬さんのお力によって、この研修会で何か見えるものがあれば、と思いました。

また、単純に楽しそうというだけではない、という点では、加瀬さんの知識や経験が背景に見えていたからです。

というのは、もともと加瀬さんとはセミナー、勉強会を通じて知っている仲でしたので、最初からまったく知らない間柄ではありませんでした。加瀬さんがとても努力されているのは知っていましたし、フットワークも軽く、すばらしい行動力で真摯に歯科臨床に向き合っていると感じていました。

②研修を受けてみていかがでしたか?

とても良かったです。もちろん現在進行中のことなので、前回よりも今回、今回よりも次回、というように、参加するスタッフも質問が出るようになったり日々の臨床で患者さんに向き合う姿勢に変化が出たりと、いいところがたくさん見えてきています。

内容については、たとえば、コミュニケーションの講座の場合ですが、単純に正論を学んでそれをがんばりましょう、というものではなかったです。日常生活に潜む具体的な会話の中で、普段からどのような考え方をしていくと人生が豊かになるか、といった考え方の方向性を示していただいたのがよかったと思います。また、それに併せて細かい点では受講生(当院スタッフ)に対してのアフターケアとしてLINEやSNSを使っての継続的なフォローをしていただけているのが助かっています。

具体的な伝え方などはここでどこまでお伝えしてしまっていいのか分かりませんが、同じ歯科衛生士としての経験からというのはもちろん、患者目線でのとらえ方もとても分かりやすく面白かったと思います。このように加瀬さんのお話の進め方はご自身の体験を切り口にされることが多く、中には関係ない話もありますがそれがまた距離感を縮めてくれているような気がします。

講座のテーマで「コミュニケーション」というと、一般的にいう「接遇」に近いものがイメージされるかもしれません。接遇というと即実践というものを期待されるだけに、座学だけで学ぶことはとても難しいと思います。かといって、当院の場合、ガチガチにホスピタリティの接遇研修で固めるような方向性は持ちたくなかったのです。具体的には、患者「様」という関係ではなく、個人対個人、「さん」付けで呼び合う関係性が望ましいと思っています。そこには対顧客という目線ではなく、医療を提供する側、される側、という関係性をベースに、純粋にWin-Winでつなげられる関係性を理想としています。それが地域に根差した医院のあり方として考えているからです。

また、当院は歯科助手、歯科衛生士、歯科技工士だけでなく、管理栄養士、診療放射線技師も在籍しています。それぞれの役職、立場にはそれに適った役割があります。加瀬さんは准看護師としての勉強をされてきたご経歴があるとお聞きしています。歯科衛生士だけの目線ではなく、口腔医療としての目線を持ち合わせている方ですので、当院のチーム医療にマッチしているのではないかと感じています。

医院の独自性というのはどの医院にもあると思います。それに柔軟に対応していただけるのも加瀬さんの研修の懐の深さだと感じています。

③研修を考えている先生へお伝えしたいことがあればお聞かせください。

私が研修を検討中だったころ、大きなハードルとして経営面、教育面の二つの問題を考えていました。

まずは経営面において、月に1度アポイントを切ってセミナーを開催することでの不安がありました。これは長い目で見た場合に大きなリターンとして返ってくると判断して開催する方向に舵を切りました。5年~10年単位で考えた場合、研修をすることのメリットの方が大きいと思います。

そして教育面においては、果たしてセミナー開催することで、スタッフみんなが勉強するだろうかという不安がありました。これまで当院ではスタッフが勉強しようというモチベーションがある人にはサポートを行い、プライベートを大切にしたいスタッフにはそれを尊重するというスタンスでした。もちろんそれは今でも変わらないのですが、全体一律で勉強会を開催する、しかも、院長の独演会ではなく外部講師によるセミナーという形式なので、互いに普段共有しないような情報もどんどん共有していくという流れができます。これは結果として医院の風通しを良くすることに繋がっているようです。

さらに加えるとすれば、加瀬さんの人間性や性格もあるかと思いますが、広い人脈から新しい情報へのアップデートが早いです。そのため、最新の歯科情報を受け取れるというメリットもあります。

もし研修を考えられている先生がいらっしゃいましたら、歯科医療の技術研鑽だけではなく、スタッフのメンター的なイメージでおすすめしたいです。